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執筆者の写真Kウェル

誰でもわかる!鉄筋のこと


【異形鉄筋と丸鋼】

鉄筋は鉄筋コンクリート造などの建造物を建築するときにコンクリートの中の骨組みとして使われます。コンクリートが付着しやすいように一定の間隔で突起をつけたものを「異形鉄筋」「異形棒鋼」といいます。


「異形鉄筋」と呼ばれているということは異形ではないのもあるの?と疑問に感じるかもしれません。「丸鋼」という表面に凹凸がない鉄筋もあります。しかし、「丸鋼」はコンクリートの中にいれると突起がないぶん「異形鉄筋」よりも抜けやすいため、現在は使われていません。コンクリートと一体化しやすくより高い強度を保てる「異形鉄筋」が用いられています。


【製造方法】

鉄筋は廃自動車、土木解体の際に出た鉄スクラップなどを原材料に製造されます。鉄くずを溶かして不純物を取り除き、成分を調整したあと圧延、定尺に切断して出荷されます。

異形棒鋼 D35

【鉄筋の規格・サイズ】

鉄筋は強度や加工のしやすさなどの品質を一定にするため、太さ、重量、強度、成分などについてJIS規格が定められています。


またサイズによって呼び名が付いており、例えばD35と呼ばれる鉄筋は公称直径34.9mmのものを指します。直径がキリのいい数字ではないので、分かりやすいように呼び名を付けているのです。図面でもD○○と表します。


鉄くずをリサイクルしてつくられた鉄筋が繋ぎ合わされて、高層ビルや巨大な建築物を支えてなんて面白いですね!



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